最近は、何かと話題になっている重曹。
自然派の掃除に、よく紹介されているが、「重曹水を飲む」という健康法も、徐々に知られるようになった。
ただ、ネットの世界の中だけであって、周りに重曹水を飲んでいる人は見かけないし、動物に与えることも、知る人は居ない。
猫の健康維持のために重曹を与え始める
体内のpHバランスは、酸性に傾くと様々な弊害を起こすので、弱アルカリ性を保つのが健康だ、と言われる。手っ取り早く言うと、重曹は体内を弱アルカリ性に導き、
「疲労回復」
「胃腸改善」
「便秘解消」
の効果が出る。
数年前の夏に、重曹とクエン酸の健康効果を知り、2つを混ぜて炭酸水を作り、毎日飲んでいると、体が軽くなっていくのを実感した。
だからといって、猫に飲まそうとは思いつかなかったし、私自身もその後に、食養生を始めてからは、時折飲む程度である。胃薬でもあるので、胃痛のときくらい。
のちに、クエン酸は梅干し、レモンの成分と同じで、血液をサラサラにする効果があり、重曹は血流の悪さを改善する効果があると知った。
猫たちにも、市販のフードだけではなく、鶏肉やイワシなどをフードに加えて、食べさせるようにしていたが、フードしか食べない子もいるし・・できるだけ病気予防もしてやりたい。
血液の質と血流を整えると、たぶん、病気はある程度の予防が可能だ。
クエン酸は酸っぱいので、猫は苦手。重曹は塩の一種なので、こちらの味のほうがまだ、食べるかなと、フードに混ぜてやることに。
さらに調べると、家畜の健康維持のために重曹を与えている、との情報があった。
糞尿の臭いが軽減した!
重曹の1日の摂取量は、大人で5gまで。クエン酸と違い、制限がある。
なので、猫には1日1回、耳かき1杯程度を与えることにした。
*現在はクエン酸も与えているので、1週間に1~2度にしている。
与えてすぐ、気がついたのが糞尿の臭いが薄くなったこと!
我が家では、トイレに新聞紙とトイレシーツを使い、猫砂は使用しない。多数居るので、砂だと掃除が大変だから。
なので、夏場は臭いがきついのだが、排泄直後のツンとくる強烈な臭いがしなくなった・・もちろん、臭うことは臭うが、全然以前とは違う。
重曹には消臭効果があり、介護の病人にも使用されてるそうだ。
(去年まで、母の在宅介護をしていたが、母は食養生のおかげで、便尿の臭いは少ないと、ヘルパーさんたちに言われていた)
これは、嬉しい副産物だった!若い雄猫は特に臭いがきついので、本当に助かる。
地域猫やノラにご飯をあげている人は、ぜひ、重曹を混ぜてみて!
外猫のトラブルは、ほとんどが糞尿の臭い。これが軽減すると、きっとトラブルも少なくなると思う。
4年間続けてきて
猫たちの病気が少なくなった!
もちろん、手作り食の効果もあるだろうけど、動物病院で血液検査をしてもらうと、どの猫も猫に多い腎臓病やら肝臓病など、慢性疾患は無い。
以前は腎臓病で亡くなった子も居た。数値が悪すぎて、医者も頭を抱え、病院で処方された点滴を毎日続けていたが、数か月後に他界してしまった・・
そういう重い疾患でも重曹を試してみればいいと思う。血液が綺麗になれば、腎臓への負担が減るはずだから。
母の病院の看護師さんが、愛猫の腎臓病で悩んでいたので、教えてあげた。もう病院では治せないらしくて、「いいこと聞いた!」と喜んでくれた。
YouTubeの猫動画でも、腎臓病の猫がだんだん弱っていく姿が結構あり、可哀そうで見ていられない。この情報が届けばいいのだけど。
重曹とはそもそも何?
正式な化学名を「炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)」といい、
水に解けると弱アルカリ性の性質をもつ
食塩と同じ、なめるとしょっぱいナトリウム化合物のひとつ。
英語では「ベーキングソーダ」。日本では炭酸水素(HCO3)は重炭酸、ナトリウム(Na)は曹達(ソーダ)と呼ばれていたので、
それぞれの頭の字をとって「重曹」と呼ばれるようになりました。
重曹とは
重曹はどうやって作られている?
大きく分けて2つの方法があります。ひとつは、地中にある重曹の成分から作る方法。もうひとつは塩を原料とする方法です。
重曹成分の入った土や鉱石は、モンゴルやアメリカなどで採掘されます。これを水に溶かして炭酸ガスを注入。液の中で結晶化した重曹を取り出します。
塩から作る場合は、オーストラリアやメキシコなどで採る岩塩が原料に。岩塩を溶かした水を電気分解し、この水溶液に炭酸ガスを入れると重曹の結晶ができます。
重曹の使い方ガイド
重曹は大昔から存在していたが、広まったのは近年
重曹(炭酸水素ナトリウム)は自然界のあらゆる水(海、川、湖、温泉など)に含まれ、絶えず汚れを分解したり地球の浄化システムに大きな役割を持っています。
又、私達の体中の血液、体液、唾液などにも含まれ、胃酸を中和して潰瘍を防いだり、口の中の菌が出す酸が歯を溶かすのを防いだり、あらゆる体内環境を整えています。
昔から重曹は休むことなく働いてくれているのです。
ただ一般の人々が広く作ったり、使い方を知るようになったのは最近のこと。 1839年ニューヨーク州北部で、オースチン・チャーチという名の医師が、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)を薪の火の上で加熱すると、湿気と二酸化炭素の反応で炭酸水素ナトリウムに変化することを発見しました。
彼は新しいふくらし粉の事業を始め、のちに「アームアンドハンマー」という印のついた重曹が主にアメリカの人々に大変親しまれるようになりました。
現在、世界中で色々な会社が、天然または人工の重曹を製造・販売しています。そして今やふくらし粉にとどまらず、新しい利用方法が次々に発見され、広まっているのです。
重曹の歴史
最初、国内産の重曹を買っていたけれど、モロッコ産の重曹の方が品質がいいとX(ツイッター)で教えてもらって、こちらを買っている↓
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